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ThinPrint

Q1:ThinPrintの製品に関して

Q1-1. ThinPrintとは何ですか。
Q1-2. ThinPrintのシステム要件は?
Q1-3. ThinPrintがサポートするプロトコルは?
Q1-4. 接続するプリンタに制限はありますか?
Q1-5. 仮想プリンタドライバを使うメリットを教えてください
Q1-6. 仮想プリンタドライバを使わず、プリンタメーカーのネイティブプリンタドライバを使用できますか?
Q1-7. ThinPrintを使うと、どのくらい印刷速度が上がりますか?
Q1-8. 圧縮機能のみ利用したいのですが、帯域幅制御はOFFにできますか?
Q1-9. ThinPrintを使うと、どのくらい圧縮できますか?
Q1-10. なぜクライアント側にクライアントソフト(.print Client)が必要なのですか?
Q1-11. シンクライアント環境にも対応していますか?
Q1-1.
ThinPrintとは何ですか。
A1-1.
ThinPrintはサーバベース・コンピューティング環境や仮想デスクトップ環境、ASP事業での印刷処理を向上させるプリンティングソリューションです。印刷処理に割り当てるネットワーク帯域幅を制御し、印刷データがネットワーク帯域を圧迫することを抑制します。同時に印刷データを圧縮できるので、印刷データそのものを削減し、帯域幅制御により不利になる印刷時間をリカバーします。またThinPrintの仮想プリンタドライバ「ThinPrint Output Gateway」により「ドライバフリープリンティング」を実現させ、ターミナルサーバやプリントサーバにプリンタドライバをインストールしなくても印刷することが可能です。

参照ページ:ThinPrintトップ
Q1-2.
ThinPrintのシステム要件は?
A1-2.
動作環境をご参照ください。

参照ページ:仕様の「システム要件」
Q1-3.
ThinPrintがサポートするプロトコルは?
A1-3.
TCP/IP、ICA、RDP、PCoIP、LPDプロトコルでの接続環境で使用できます。 汎用的に使用できるのはTCP/IPですが、クライアント端末経由で印刷データを流す場合は、ICA、RDP、PCoIPプロトコルの中に印刷データを通すことも可能です。どのプロトコルを使用しても、帯域制御、圧縮機能を使用できます。
Q1-4.
接続するプリンタに制限はありますか?
A1-4.
Citrix XenApp/Citrix XenDesktop/VMware View/Microsoft RDSサーバ/その他VDI環境に対応しているプリンタがThinPrint対応プリンタになります。多くの場合Windows PrintSpoolerに対応しているプリンタであれば、ネットワークプリンタ、USBプリンタ、ラベルプリンタ問わず利用できます。

以下ようなプリンタ仕様の場合、使用できない可能性があります。

  • 印刷するために、双方向通信が必須であるプリンタ。
  • 印刷ポートにプリンタメーカー独自ポートを使用しており、それ以外の印刷ポートの使用を制限しているプリンタ。

※上記のような仕様のプリンタは、リモート接続環境に対応していないプリンタと言えます。
Q1-5.
仮想プリンタドライバを使うメリットを教えてください。
A1-5.
仮想プリンタドライバを使用することで、サーバー側ドライバフリーとなります。
これにより、各クライアント拠点に配置されたプリンタの機種を全て把握し、サーバーにプリンタドライバを導入する運用が不要です。
また、プリンタメーカープリンタドライバを使用したときに比べ圧縮効率を上げることができます。

仮想プリンタドライバ使用条件としては、クライアント拠点側にはプリンタメーカープリンタドライバが必要です。
また、仮想プリンタドライバは汎用ドライバである為に、デフォルトではプリンタオプションが限定的です。
用紙選択(A3/A4/A5/B5/はがきなど)、印刷枚数、カラー/グレイ、縦/横、印刷解像度、両面印刷、が可能です。
その他フィニッシャー(ホチキス止め、パンチ穴開け、ソータ)などオプションは、プリンタドライバの作りに左右されますので実際にご検証が必要です。
Q1-6.
仮想プリンタドライバを使わず、プリンタメーカーのネイティブプリンタドライバを使用できますか?
A1-6.
ThinPrintではドライバフリー機能(ThinPrint Output Gateway)を使用せず、サーバにプリンタメーカーのプリンタドライバをインストールして印刷する方法もサポートします。 プリンタドライバにThinPrintの印刷ポート(ThinPort)を設定することによりプリンタメーカーのネイティブプリンタドライバを使用しても圧縮処理、帯域幅の制御が可能です。
※ただし、プリンタ名にはThinPrintの命名規則があります。
Q1-7.
ThinPrintを使うと、どのくらい印刷速度が上がりますか?
A1-7.
印刷処理の速度は帯域幅制御値と圧縮効率の双方の関係に左右されます。
印刷データの帯域幅制御は印刷速度を遅くする方向に作用します。
印刷データの圧縮は、印刷速度を速くする方向に作用します。

ThinPrintのメインのコンセプトは、印刷データがネットワークに与える影響を抑え、ICA/RDP/PCoIP/その他基幹通信への影響を抑えることにあります。したがって、印刷に対する優先度は、業務アプリケーションの通信と比較して低く、遅くなってもよいというのが基本にあります。
ただし、単純な帯域制御装置と異なる点は、帯域幅制御によって印刷出力時間が遅くなる分を印刷データの圧縮により可能な限り補います。

ThinPrintでは最大限効果が発揮できた場合で、印刷データを最大98%まで圧縮することが可能です。
帯域幅制御により印刷通信を抑制した値より、印刷データ圧縮率が高く、結果的にThinPrintを利用すると印刷が速くなることがあります。
必ず印刷が速くなることを保障するものではありません。
Q1-8.
圧縮機能のみ利用したいのですが、帯域幅制御はOFFにできますか?
A1-8.
圧縮機能のみを利用し、帯域幅制御はOFFに設定することも可能です。
圧縮機能により印刷データ量を抑えながら、帯域幅制御による印刷の遅延も抑えることができます。
一方で、圧縮だけでは基幹通信への影響を抑えるという意味では効果が部分的であり、ネットワーク帯域を圧迫しないという保障がありません。いくら圧縮を行っても、月末など同時印刷が増えると予想される時期では、印刷データが積み上げ式になり、印刷以外のネットワーク帯域を圧迫してしまう可能性が残りますので、計画的に設定すべきです。
Q1-9.
ThinPrintを使うと、どのくらい圧縮できますか?
A1-9.
圧縮率については、圧縮する元となるデータ(印刷物種類、および使用するプリンタドライバが出力するデータ量)によって、都度異なります。(一般的なファイル圧縮でもそうであるように)。したがって一概に何%という事ができず、ベストエフォートです。使用するドキュメント、使用するプリンタドライバを固定した上では、圧縮率はほぼ一定に定まります。

特定のドキュメント、特定のプリンタドライバにおいて、以下参考データをご参照ください。
Q1-10.
なぜクライアント側にクライアントソフト(.print Client)が必要なのですか?
A1-10.
サーバで圧縮された印刷データをクライアント側で解凍する為に必要です。
クライアントソフトウェアはCortado社のWebサイトから無償で入手可能です。
ただし、圧縮された印刷データを、拠点ローカルプリントサーバーや、アプライアンスBOX(ThinPrintGateway:TPG65など)で解凍する場合は、拠点ローカルプリントサーバーに.print Clientをインストールし、ユーザークライアントには.print Clientは必要無い構成を取ることができます。
Q1-11.
シンクライアント環境にも対応していますか?
A1-11.
シンクライアント環境に対応しております。

クライアント側では印刷データを解凍する必要があります。
印刷データを解凍させる場所によって、以下の構成することができます。

印刷データをクライアント端末で受信、解凍する場合(印刷データが端末を経由し、クライアント端末に依存する)

  1. クライアント端末に .print Clientをインストールする(FAT PC、WESシンクライアントなど).
  2. クライアント端末に .print Clientが既に組み込まれているシンクライアントを使う(Dell Wyseなど)。

ローカル側プリントサーバーで解凍する。(印刷データが端末を経由せず、クライアント端末に依存しない)

  1. クライアント拠点にWindowsローカルプリントサーバーを配置し、印刷データの解凍、送信を代表する。
  2. 解凍機能付きローカルプリントサーバーアプライアンス機器を使う(SEH ThinPrintGateway)
  3. 解凍機能付きプリンタを使う (プリンタメーカー一部の機種)。

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