ThinPrintの機能
印刷データの圧縮
ThinPrintは印刷データを最大98%まで圧縮(ドライバフリー使用時)できます。圧縮された印刷データはThinPrintクライアントによって解凍されます。印刷データの品質は圧縮をしても影響を最小限に抑えております。
圧縮レベル(5段階)
Normal | 可逆圧縮。ネイティブプリンタドライバを使用すると、この圧縮のみになります。 ※ドライバフリー未使用 |
---|---|
Optimal | 非可逆圧縮。テキストは可逆、イメージの画質劣化は最小レベル。 |
Maximum | 非可逆圧縮。テキストは可逆、イメージの画質劣化は中レベル。 |
Extreme | 非可逆圧縮。テキストは可逆、イメージの画質劣化は最大レベル。 |
No Images | 可逆圧縮。テキストのみの印刷。 |
帯域幅制御
ThinPrintは印刷処理に割り当てる帯域幅の制御を行います。これにより、他のユーザーやアプリケーションが使用する帯域を確保します。
また、各拠点ごとに、きめ細かく帯域幅を制御できます。
帯域幅制御について
ドライバフリープリンティング
ThinPrintは、プリンタドライバを全てのシンクライアントサーバにインストールしなくても印刷が可能です。多数のプリンタ及びプリンタドライバを管理する経費を削減します。
ドライバフリープリンティングについて
ThinPrintにはTPOG(ThinPrint Output Gateway)と呼ばれる、仮想プリンタドライバがあります。
サーバー側に、各オフィス拠点に存在するプリンタの純正プリンタドライバを使用することも可能ですが、仮想プリンタドライバを使用することによって、印刷を行うことが可能です。
サーバー側に、各オフィス拠点に存在するプリンタの純正プリンタドライバを使用することも可能ですが、仮想プリンタドライバを使用することによって、印刷を行うことが可能です。
ドライバフリープリンティング使用時の圧縮検証(参考値)
ドライバフリー機能で印刷した際の結果
ThinPrint圧縮率 | WindowsSpoolサイズ | 圧縮後のサイズ | |
---|---|---|---|
Normal | 11.2MB | 5.26MB | 47% |
Optimal | 11.2MB | 229KB | 2% |
Maximum | 11.2MB | 145KB | 1% |
Extreme | 11.2MB | 114KB | 1% |
転送時間理論値
ThinPrint圧縮率 | 圧縮後の印刷データサイズ/帯域制御 | 印刷時間 |
---|---|---|
Normal | 5.26MB/512Kbps(64KB/秒) | 84.16秒 |
Optimal | 229KB/512Kbps(64KB/秒) | 3.58秒 |
Maximum | 145KB/512Kbps(64KB/秒) | 2.01秒 |
Extreme | 114KB/512Kbps(64KB/秒) | 1.78秒 |
Session-in-Session印刷のサポート
ThinPrint は、Session-in-Session(ICA over ICA, RDP over RDP)をサポートします。
多段で接続したサーバー上で自動的に同じプリンタオプジェクトを作成し、多段のセッションを介して印刷することができます。これにより、印刷におけるユーザー利便性を向上させます。
ThinPrintの新機能
ThinPrint 10.0
Management Center
プリントサーバ上にクライアントとネットワークプリンタを同時に生成し、データベースの管理などを行うことができます。
遠隔地のプリントサーバを管理し、プリンタドライバを自動的に認識しインストールを行います。
遠隔地のプリントサーバを管理し、プリンタドライバを自動的に認識しインストールを行います。
Tracking Service including Reporting
プリンタやプリントジョブの利用状況についてのログを取得する機能です。
印刷データの流れている状況、どの部分の印刷が多いかなど印刷ログを取得したいお客様へ有効です。
印刷データの流れている状況、どの部分の印刷が多いかなど印刷ログを取得したいお客様へ有効です。
ThinPrint 9.0
Windows Server 2012とWindows 8 に完全対応
「ThinPrint 9.0」で、新たにWindows Server 2012とWindows 8に完全対応しました。
ThinPrint 8.6
印刷オプション機能の多くが、ThinPrintの汎用ドライバで利用可能
プリンタ機種に依存するフィニッシャー(仕上げ機能)のステープル、パンチ、2in1 などの印刷オプションの多くがThinPrintの汎用ドライバで利用可能となりました。
※ 利用可能なフィニッシャーオプションは、ネイティブプリンタドライバから汎用プリンタドライバへ読み取ります。
※ 本機能を利用するためには、ThinPrintのV-Layer機能を使用する必要があります。
※ 本機能を利用するためには、ネイティブプリンタドライバがMicrosoft Print Ticketsに対応している必要があります。
※ ThinPrint Finishing Detectorツール(無償ツール)を使用して、ネイティブプリンタドライバがMicrosoft Print Ticketsに対応しているか事前に調べることができます。
※ 本機能を利用するためには、ThinPrintのV-Layer機能を使用する必要があります。
※ 本機能を利用するためには、ネイティブプリンタドライバがMicrosoft Print Ticketsに対応している必要があります。
※ ThinPrint Finishing Detectorツール(無償ツール)を使用して、ネイティブプリンタドライバがMicrosoft Print Ticketsに対応しているか事前に調べることができます。
トラッキングサービスの充実
ThinPrint 8.6では、トラッキングサービスが充実。印刷の状況を詳細に分析、プリンタが稼動する環境を最適化し、印刷コストを削減します。
会社内で印刷業務がどのように行われているかを、管理者は容易に、しかも全社的に評価・分析でき、さらに、印刷システム内にアクティブ・ディレクトリを取り込むことにより、管理者は個人別あるいは事業部門別に印刷業務の社内実態を把握できます。これによって、どうすれば印刷コストを削減できるかを迅速に分析可能となります。
会社内で印刷業務がどのように行われているかを、管理者は容易に、しかも全社的に評価・分析でき、さらに、印刷システム内にアクティブ・ディレクトリを取り込むことにより、管理者は個人別あるいは事業部門別に印刷業務の社内実態を把握できます。これによって、どうすれば印刷コストを削減できるかを迅速に分析可能となります。
ワンクリックで別々のプリンタから複数の異なる用紙形式で印刷可能
ワンクリックするだけで別々のプリンタから複数の文書を異なる用紙形式で印刷できます。例えば経理部や発送部で別々の用紙を印刷するなどが、この機能によって自動的に行えるようになり、業務に必要な時間と経費を削減できるようになります。