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導入事例 - レンジャーシステムズ様

大手企業のITインフラを支える、技術者集団レンジャーシステムズ そのデスクトップを変革し、課題を解決したシトリックスソリューション

導入の背景

  • 災害時の事業継続(BCP)への対応の必要性
  • 社員外出時の業務に対するセキュリティ対応の必要性
  • 社員増に対するPC環境の増設ニーズ

選定理由

Citrix XenApp環境をスモールスタートで運用した結果、仮想デスクトップの利便性や、シトリックスソリューションの安定性、ICAプロトコルによる画面転送の高いパフォーマンスを評価

急成長技術者集団レンジャーシステムズ

ロゴ レンジャーシステムズ株式会社は「信頼できる技術者集団 × 一流のサービス精神と元気・ワクワクを目指して」をモットーとする最先端技術者集団であり、2007年設立以降、近年は急成長を見せ、短期間の間に企業規模を3倍あまりにも拡大させた急成長企業である。ITインフラに関わるビジネスの立ち上げ、各種コンサルティング、プロジェクトマネージメント、設計、構築、24時間365日の運用保守サポートなど、様々なプロジェクトに参画するのを始め、MVNO企画・構築・運用サービス「わくわくモビリティ」を提供するなど、ネットワークを中心とした多くの大手企業におけるインフラを日々支えている。このレンジャーシステムズがデスクトップ環境に大きな課題を持ち始めることになるのである。

レンジャーシステムズが抱えるデスクトップの課題

レンジャーシステムズ横山氏
インフラマネジメント
グループ
横山 享志郎 氏
それまでのレンジャーシステムズのデスクトップ環境は、その多くがファットPC利用であり、そこに重大な課題が横たわっていたのである。これについて、実際に今回のプロジェクトの対応を行った、レンジャーシステムズ インフラマネジメントグループ 横山 享志郎氏は次のように語っている。

「我々の課題の一点目はBCP対策です。レンジャーシステムズは数多くの企業に対して、さまざまなSEサービスを展開しており、災害などの非常時には緊急の対応が求められる可能性があります。しかしながら、従来の環境では、そういった緊急時の機動的な対応が難しく、経営上の大きな課題として解決の必要がありました。
また、二点目として、ビジネスモビリティにおけるセキュリティの課題です。弊社のSEは、外出時に障害対応などをすることがありますが、その際に、必要な社内環境に外部からアクセスする必要があります。これに対し、より高いセキュリティ性を担保したいと考えていました。
これらの課題に加え、社員増加に伴うPC環境増設の必要性もあり、このタイミングで全社での仮想デスクトップ環境への移行を決定しました。」


レンジャーシステムズにおけるデスクトップの課題
  • 災害時の事業継続(BCP)への対応の必要性
  • 社員外出時の業務に対するセキュリティ対応の必要性
  • 社員増に対するPC環境の増設ニーズ

シトリックス「XenApp」の選択

Citrix Virtual Apps レンジャーシステムズは、3年程前から、仮想デスクトップをスモールスタートさせていた。それは、保守担当の約10名ほどに対し行われていたものであり、シトリックス社の「XenApp」環境が構築され、実際に運用されていたのである。ここで、仮想デスクトップの利便性や、シトリックスソリューションの安定性や、ICAプロトコルによる画面転送の高いパフォーマンスなどが評価されており、仮想デスクトップを全社展開するにあたり、迷うことなくシトリックスソリューションを選択できたのである。そして、2015年より全社導入プロジェクトが開始し、実際の構築作業は2016年4月より約一ヶ月のスケジュールで行われることとなった。
導入においては、仮想化ソリューションとしてシトリックス社の「XenApp」が採用され、また、外出先からのセキュアアクセスを考慮し、同じくシトリックス社の「NetScaler Gateway」が採用、さらに、BCPの側面も考慮し、主要環境を二重化する取り組みも行われた。実利用ユーザ50名、同時接続最大26名の環境構築が開始されることとなった。

仮想デスクトップ環境の構築

構築はアセンテックSEを中心に、レンジャーシステムズSEも交え行われた。これについて横山氏は次のように語っている。

「本来であれば、自社での構築を行いたかったのですが、実際の作業メンバーの人員というリソースの問題に加え、仮想デスクトップについては経験が豊富ではなく、アセンテック様の経験豊富なSE様とともに構築を行うこととなりました。わずか一ヶ月の突貫工事でしたが、アセンテック様はその豊富な経験を活かし、我々の明確ではなかった要件も明確化してくれ、さらに構築の際には、仮想デスクトップの技術習得も行いたいという我々のために、実構築の合間を縫って色々レクチャーしてくれ、非常に我々にとって有意義な時間となりました。この一ヶ月は本当に楽しい時間でした。」

そして、2016年6月、構築は完了し、実際の環境が稼働することとなったのである。

仮想デスクトップを利用して -そして今後の展開へ

導入後の状況と今後の展開についてはどうだろうか。横山氏は次のように語っている。

「仮想デスクトップの利用を開始し、すでに外出の多いSEを中心に大いに活用されています。通常の利用感としては、従来のファットPCと全く変わりないパフォーマンスであり、さらに、外出時の利用においては、高いセキュリティ性を担保しつつ、快適で高い利便性を併せ持っており、大変に満足しています。また、我々は技術者集団なので、より先進的なシステム利用は一つの自社アピールになります。仮想デスクトップやシンクライアントの利用によって、その先進性をお客様などに印象付けられるのもメリットの一つとして感じています。
今後の展開ですが、現在、ユーザ側の利用端末は、ファットPCとデルWyseシンクライアントが混在しています。しかしながら、極めて早い起動スピードや、そのセキュリティ性から、デルWyseシンクライアントに非常に魅力を持っており、できれば早いうちにこれを全社導入したいと考えています。
さらに、今後の課題についてですが、比較的余裕のある環境を構築したつもりだったのですが、早いうちにリソースが逼迫してきてしまいました。これは予想以上にアプリをヘビーに利用するユーザが多かったんだと思います。CPUやメモリを増設して現在は凌いでいますが、今後社員増にも合わせて、サーバ環境の増設も視野に入れています。」

急成長を続けるレンジャーシステムズ。そのデスクトップインフラの変革は同社のワークスタイルやセキュリティを大きく進化させ、これによりさらなる成長の加速がもたらされ、より多くの企業が、このレンジャーシステムズの先進サービスにより、イノベーションを実現していくであろう。

お客様情報

お客様名 レンジャーシステムズ株式会社
所在地 〒105-0004 東京都港区新橋2-6-1 さくら新橋ビル6F
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