導入事例 - さくら情報システム株式会社様
導入の背景
Azureインスタンスをリモート接続先として運用をしていたが、遅延の発生・パフォーマンスの悪化・運用コストが増加傾向といった状況だったため、新たなシステムの情報収集を始めた。
選定理由
・1対1の専有端末で、Azure環境の問題であったパフォーマンス面が改善
・1台あたり20台分のPCを搭載可能という集約率の高さにより、コスト削減
・シンプルでわかりやすく、リモートでの機器操作や管理が可能
・1台あたり20台分のPCを搭載可能という集約率の高さにより、コスト削減
・シンプルでわかりやすく、リモートでの機器操作や管理が可能
導入製品・サービス
カタログPDF
クラウド上の仮想PC共有環境から、シンプルかつパフォーマンス重視のシステム更改を検討
さくら情報システム株式会社(以下、さくら情報システム)では、お客様先に常駐する形で勤務するSEに対し、社内ファイルサーバ内のファイルの閲覧、編集および個人の作業環境を提供するため、Azureインスタンスを作成し、リモート接続先として運用していました。
しかし、30台のAzureインスタンス運用では使用感において遅延が発生しパフォーマンスが良くない状況にあり、かつ運用コストも増加傾向にありました。
導入前の状況とシステム更改検討の経緯について、さくら情報システム株式会社 プラットフォーム事業本部 社内インフラグループ サポートチーム 藤村 弘二 氏は次のように語ります。
「旧環境はAzure上に作成した30台の仮想PCをSE約180人で共有利用していたため、プロファイルが増加し、頻繁にフリーズや遅延が発生していました。なんとかAzure環境のままで解決したかったのですが、仮想PCを再構築しても問題が改善されなかったため、新たなシステムの情報収集を始めました。そんな時、同部署のメンバーからリモートPCアレイの情報を聞き、アセンテック社のVDIイノベーションセンターへ見学に行く手はずとなりました。そこで実機デモンストレーションをしていただき、好感触を得たため、リモートPCアレイ100を1台購入。早急に検証を進めました。」
検証・選定のポイントとしては以下になります。
「主に使用する社員はSEのため、開発業務での使用も想定し、メモリは8GB以上が必須、かつCPUについても一番処理性能の高いモデルが望ましいと考えていました。また、サーバルームになるべく集約した形で設置したかったため、集約率、熱伝導率が高く、PCカートリッジのスペックも高いリモートPCアレイ100の上位モデルを選定しました。直近追加導入したリモートPCアレイの最新モデルはメモリやSSDがカスタマイズ可能になっているので、既存導入のものと比べ、より快適に利用できています。」(藤村氏)
しかし、30台のAzureインスタンス運用では使用感において遅延が発生しパフォーマンスが良くない状況にあり、かつ運用コストも増加傾向にありました。
導入前の状況とシステム更改検討の経緯について、さくら情報システム株式会社 プラットフォーム事業本部 社内インフラグループ サポートチーム 藤村 弘二 氏は次のように語ります。
「旧環境はAzure上に作成した30台の仮想PCをSE約180人で共有利用していたため、プロファイルが増加し、頻繁にフリーズや遅延が発生していました。なんとかAzure環境のままで解決したかったのですが、仮想PCを再構築しても問題が改善されなかったため、新たなシステムの情報収集を始めました。そんな時、同部署のメンバーからリモートPCアレイの情報を聞き、アセンテック社のVDIイノベーションセンターへ見学に行く手はずとなりました。そこで実機デモンストレーションをしていただき、好感触を得たため、リモートPCアレイ100を1台購入。早急に検証を進めました。」
検証・選定のポイントとしては以下になります。
- 社員の業務(特に開発)が問題無く実施できるスペックを持ち合わせているか
- Azureインスタンスは共有端末としての利用であったが、リモートPCアレイは専有端末として利用するためパフォーマンスの低下が無いか
- Azureインスタンスでの運用に比べコスト面は優れているか
「主に使用する社員はSEのため、開発業務での使用も想定し、メモリは8GB以上が必須、かつCPUについても一番処理性能の高いモデルが望ましいと考えていました。また、サーバルームになるべく集約した形で設置したかったため、集約率、熱伝導率が高く、PCカートリッジのスペックも高いリモートPCアレイ100の上位モデルを選定しました。直近追加導入したリモートPCアレイの最新モデルはメモリやSSDがカスタマイズ可能になっているので、既存導入のものと比べ、より快適に利用できています。」(藤村氏)
オンプレへの回帰により、パフォーマンスが改善し、コストの削減も実現
プラットフォーム事業本部
社内インフラグループ サポートチーム
藤村 弘二 氏
「リモートPCアレイは1対1の専有端末なので、Azure環境の問題であったパフォーマンス面が改善されました。コスト面でも、Azure等のクラウドサービスで仮想PCを構築したり、サーバ上に仮想PCを構築したりするのに比べ、1台当たりのコストが抑えられています。管理面については、Azureの場合、仮想PCの作成や管理が直感的にわかりにくく慣れが必要でしたが、リモートPCアレイは1カートリッジ=1物理PCでWindowsPCと同様の感覚なので、シンプルでわかりやすいというメリットがありました。使い勝手が良いのでRPA等の用途でも利用でき、長期的に使用できると考えています。」
その他にも、1台あたり20台分のPCを搭載可能という集約率の高さ、リモートでの機器操作や管理が可能な点もメリットに挙げられました。
社内導入を経て、外販用の「さくらテレワークソリューション」にリモートPCアレイを採用
プラットフォーム事業本部
営業部 部長
塚田 筍逸 氏
こうして、リモートPCアレイと金融機関基準のデータセンターを利用したテレワーク推進ソリューション「さくらテレワークソリューション」の提供が決定され、2022年1月にリリースしました。
さくらテレワークソリューションについて、さくら情報システム株式会社 プラットフォーム事業本部 営業部 部長 塚田 筍逸 氏は以下のように話します。
「低コスト、短期間でテレワーク環境を実現できるリモートPCアレイをセキュリティ面、耐震設備、ネットワーク設備など全てにおいて品質の高いデータセンターに設置し運用することで、業務効率化だけでなく、BCP対策も同時に行うことができます。」
さくらテレワークソリューション 利用イメージ
社内のフリーアドレス化にもリモートPCアレイを採用予定
今後の展開について、塚田氏は次のように語ります。
「現状はオフィスの各デスクで物理PCを利用する形となっていますが、フリーアドレス化に向けた対応策として、出社時はリモートデスクトップでリモートPCアレイに接続、在宅時はリモート接続アプリでリモートPCアレイに接続という形での運用を展開予定です。」
システム構成図
「現状はオフィスの各デスクで物理PCを利用する形となっていますが、フリーアドレス化に向けた対応策として、出社時はリモートデスクトップでリモートPCアレイに接続、在宅時はリモート接続アプリでリモートPCアレイに接続という形での運用を展開予定です。」
システム構成図
お客様情報
お客様名 | さくら情報システム株式会社 |
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所在地 | 東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー |
事業概要 | さくら情報システムは、1972年の設立以来、三井住友銀行ならびにSMBCグループ各社の基幹システム構築・運用業務に携わってきたノウハウ、技術、信頼を基に、お客様のご期待に応えてまいりました。 |