導入事例 - リンク様

導入の背景
以前より物理サーバーの専用ホスティングサービス「at+link」を展開してきたが、クラウド普及に伴い事業は縮小傾向にあった。保有するデータセンターのリソースを活用し、新たなDaaSの提供を検討。サービスの基盤となるソリューションを探していた。
選定理由
・初期コストを抑えつつ、需要に応じて柔軟に拡張が可能
・物理にこだわるコンセプトとの親和性
・Windows OSが利用できるため、互換性の不安が解消
・物理にこだわるコンセプトとの親和性
・Windows OSが利用できるため、互換性の不安が解消
導入効果
・「1台から使える」という新サービスにより、導入のハードルが低くなった
・従来の仮想化型DaaSに比べレスポンスが良好
・Windows PCに限らずiPadなどからVPN経由で利用でき、利用シーンが拡大
・従来の仮想化型DaaSに比べレスポンスが良好
・Windows PCに限らずiPadなどからVPN経由で利用でき、利用シーンが拡大
導入製品・サービス
カタログPDF
専用サーバー事業の転換期から始まった新サービスの検討

同社取締役 クラウド・ホスティング事業部 事業部長 阿部氏は、「at + link」の新たなサービスである「at + linkリモートPCサービス」の立ち上げについて、次の様に語ります。
「弊社は元々、1996年から物理サーバーの専用ホスティングサービスを『at+link』というブランドで展開してきました。しかし、クラウドサービスの台頭により、この専用サーバー事業が縮小傾向にありました。
一方で、我々にはデータセンターという潤沢なリソース、つまり場所や回線があります。これを何とか有効活用できるような新しいサービスを作りたいと考えたのが、すべての始まりです。 その中で、仮想デスクトップサービス、いわゆるDaaS(Desktop as a Service)の提供を検討し始めました。当初は、サーバー上にOSを立てて、それをサービスとして提供することを考えていました。」
高額な初期コストという壁と、スモールスタートの要件

株式会社リンク
取締役
クラウド・ホスティング事業部
事業部長
阿部 了一 氏
「新しいDaaSを立ち上げるにあたり、最も大きな課題はコストでした。いわゆる一般的なVDI(仮想デスクトップ基盤)でサービスを構築しようとすると、初期費用が非常に高くなってしまいます。そのコストをサービス価格に反映すると、お客様に提示する価格が割高になりすぎ、市場での競争力を確保できないという問題がありました。これでは事業として厳しいな、と感じていたのです。
こうした背景から、私たちが新しいサービスに求めた最も重要な要件は『コストを抑えつつ、需要に応じて柔軟に拡張できること』でした。高額な初期投資を必要とせず、小規模からでも始められるような柔軟な基盤を探していました。」(阿部氏)
そうした中で、アセンテックから「リモートPCアレイ」を紹介される機会がありました。
「製品を紹介いただいた時に、『これだ!』と直感しました。
弊社はもともと物理サーバーのホスティングを手掛けてきた会社なので、『物理にこだわる』というリモートPCアレイのコンセプトが、非常に我々らしいと感じたのです。
また、ネイティブなWindowsをそのまま使えるという点も大きな魅力でした。これにより、仮想環境で起こりがちな『このソフトウェアが動かない』といった互換性の問題を心配する必要がなくなります。これが導入の決め手となりました。」(阿部氏)
物理にこだわったリモートPCアレイをサービス基盤として採用し、
「at+link リモートPCサービス」が始動

株式会社リンク
クラウド・ホスティング事業部
営業部
江野 達哉 氏
当サービスの営業を担当する同社 クラウド・ホスティング事業部 営業部 江野氏はリモートPCアレイの導入について次の様に語ります。
「導入においては、物理構成ということもあり大きなトラブル無く完了できました。製品に関する問い合わせにもアセンテック様にはスムーズに対応いただいきましたし、技術的な個別要件についても、現場の担当者同士で直接やり取りをさせてもらい、非常に助かっています。」
新サービスの特徴については、以下の様に話します。
「このサービスのメリットとして大きいのは、やはり『1台から使える』という手軽さですね。これにより、お客様にとって導入のハードルが低くなっていると感じています。実際にご利用いただいたお客様からは『思った以上に快適に使える』というお声をいただいています。他社の仮想化型DaaSでパフォーマンス不足に悩まれていたお客様が、当サービスに切り替えたところレスポンスの良さを実感し、高く評価いただいた事例もありました。
また、Windows PCだけでなく、iPadなど多様なデバイスからでもVPNクライアントを入れれば使えるという点も、意外な発見として評価いただいています。
一方で、サービスを展開する中で見えてきた課題もあります。それは、規模の大きい案件になると、他のDaaSと比較してコストメリットが出にくくなり、なかなか採用に至らないケースがあるということです。そのため、現状では小規模な利用を希望されるお客様にフォーカスした方が、私たちのサービスの強みを発揮しやすいと感じています。」(江野氏)
手厚いサポート体制も強みであるといいます。
「自社でVDIの基盤を構築する必要がなく、高パフォーマンスなデスクトップ環境を手軽に利用できる点は、規模の大小にかかわらず、多くのお客様にご利用いただけるポイントだと考えています。また、インフラサービスは一度導入すると長期的に利用されることが多いですし、私たちは継続的なサポートとお客様とのコミュニケーションを特に重視しています。何かあればすぐに相談できる『顔が見える関係』を築き、営業と技術が一体となって課題解決の提案を行える点が、当社ならではの強みです。」(江野氏)
サービスのブラッシュアップと既存ソリューションとの連携への取り組み
今後の展開として、阿部氏は次の様に語ります。
「まずは、今あるサービスの『ブラッシュアップ』に注力していきます。リモートPCサービスも、リモートPCアレイの更新に合わせて、より良くしていく予定です。
将来的には、弊社のもう一つの主力事業であるクラウドPBXサービス『BIZTEL(ビズテル)』との連携も視野に入れています。例えば、コールセンターのオペレーターの方々が在宅勤務をする際のクライアントとして、リモートPCサービスをご利用いただく、といった展開です。そういった構想は面白いと考えています。」
リモートPCサービスは提供開始から「手軽に始められる」「想像以上に快適に使える」といった声をいただき、小規模導入から広がりを見せています。株式会社リンクが提供するサービスについて阿部氏は次のように結びました。
「私たちは、お客様に寄り添うことを大切にしています。たとえ1台のご利用でも、そのお客様が抱える課題を解決するために、営業と技術チームが一体となってサポートします。それが私たちのサービスの最大の付加価値だと考えています。」
「まずは、今あるサービスの『ブラッシュアップ』に注力していきます。リモートPCサービスも、リモートPCアレイの更新に合わせて、より良くしていく予定です。
将来的には、弊社のもう一つの主力事業であるクラウドPBXサービス『BIZTEL(ビズテル)』との連携も視野に入れています。例えば、コールセンターのオペレーターの方々が在宅勤務をする際のクライアントとして、リモートPCサービスをご利用いただく、といった展開です。そういった構想は面白いと考えています。」
リモートPCサービスは提供開始から「手軽に始められる」「想像以上に快適に使える」といった声をいただき、小規模導入から広がりを見せています。株式会社リンクが提供するサービスについて阿部氏は次のように結びました。
「私たちは、お客様に寄り添うことを大切にしています。たとえ1台のご利用でも、そのお客様が抱える課題を解決するために、営業と技術チームが一体となってサポートします。それが私たちのサービスの最大の付加価値だと考えています。」

「at+link リモートPCサービス」システム概念図
お客様情報
お客様名 | 株式会社リンク |
---|---|
所在地 | 東京都港区北青山 2-14-4 アーガイル青山 14階/15階 |
事業内容 | クラウド・ホスティング事業、クラウド型テレフォニー事業、セキュリティプラットフォーム事業、農系事業 |
